気功は呼吸が大事になってくる?


コロナ禍でマスクをする事が多くなっている、昨今、当院に来られる方で、「口呼吸になってしまう」 「呼吸がしづらい」「息苦しい」といった声が多く聞かれます。

呼吸がしづらいと、呼吸数が増えてしまい、血圧が上がって、その結果として、自律神経の交感神経優位となってきて、不眠になったり、食欲がなくなったりします。

つまり、呼吸によって体調が左右されてしまいます。

呼吸というのは、酸素を吸って二酸化炭素を出す事の繰り返しです。しかしながら、マスクをすると自分が吐いた息がマスクの中に溜まってしまって、二酸化炭素を吸うことが多くなります。

息がしっかりと吐けてない方は、マスクによって二酸化炭素を吸う量が増えてしますと、身体が驚いてしまって、多くなった二酸化炭素を吐き出すために、呼吸数が増えたり、口呼吸になったりします。

ですので、キチンとした呼吸をする事は大変重要です。

呼吸が整ってくると、自律神経が整ってきて、不眠や不定愁訴、便秘や冷えが改善してきます。
また、呼吸によって自律神経が良くなることで、長年悩んできた腰痛や肩こりも解消することもあります。

呼吸が整えると身体と心が変化する5つの理由

・疲れない身体になってパフォーマンスが上がる。

呼吸は、人間の身体の中で唯一、自分で調整ができる自律神経に関与する行為です。
呼吸筋である横隔膜がよく働いてくると、身体に負担をかけずに済むので、倦怠感や疲れが取れない等がなくなり、動きの効率が上がってきます。

・筋肉への負担がなくなって、体幹が整って姿勢がよくなる。

横隔膜がしっかりと動いてくると、他の呼吸筋への負担が減ると猫背が治って、体幹の筋肉がしっかりしてきて肩こりや腰痛も改善してきます。


・自律神経が整う。

呼吸は、自分で調整ができない自律神経にアプローチできる唯一の方法です。それによって副交感神経が整ってきて、自律神経が整います。

・免疫力がアップする。

口呼吸をやめて鼻で呼吸をするようになると、口腔内で増殖する細菌やウィルスの侵入を防ぐ様になります。血管を拡張したり、免疫力を高めるとされている一酸化窒素を身体の中に増やせる様になるからとされています。

ストレスが減ってリラックスすることで、ホルモンバランスが整う

しっかり息を吐くことで、副交感神経が優位になって人間が本来持っている自己治癒力が高まってホルモン量が適切になるとされている。

良い呼吸と悪い呼吸

良い呼吸方法

・鼻呼吸ができている。

・肩や首に負担をかけていない状態で横隔膜を使えている。

・姿勢が良くなっていて呼吸をする際に胸郭とお腹がしっかりと膨らむ。

悪い呼吸方法

・口呼吸をしている。

・呼吸が浅い。

・呼吸の際に肋骨が浮いてしまう。

気功と呼吸の関係

呼吸の大事さはよくお分かりになったと思います。
気功をされている方で上手な方になるほど呼吸の重要性は感じている方が多いと思います。
これは、何かというと諸説あるのですが、呼吸には色々なやり方があります。

例を挙げて簡単にいうならば、元気になる呼吸、相手を元気にする呼吸、相手を疲れさせる呼吸等です。流派や考え方によって違いますし、内気功、外気功によっても違います。

自分で行なう気功のことを「内気功」と呼んで、内気功によって培われた「気」を使って外部に働きかける気功を「外気功」と呼んでいます。

治療や施術に使われるのは、外気功とされています。

話を戻します。要は呼吸によっていかようにもできるということです。

施術として気功をするのに施術者の呼吸を調整するのは重要です。今、気功の施術や治療を受けている方は、注意深く観察してみるといいと思います。

この気功で重要とされている臍下丹田に気を集めるのも呼吸法は関係しています。

呼吸によって気功の良し悪しが決まってしまうと言ってもいいです。

気と呼吸の関係は大事なのです。

福気功
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