今回は、「氣」について述べていきたいと思います。私達の周りには、気が多いと思います。
例を挙げていくならば、元気 病気 気が散る 等…
普段の生活に溢れている言葉ですね。
心身の気が元来あるべき状態にある、元々の健康な状態にある場合が元気です。
そして心身の気がなんらかの原因で病んでいる状態が病気です。
また、気と氣は同じ意味です。
この説明では氣と気を混合しています。
皆さんが使われる際はどちらでもいいと思います。
実は 戦前の日本では「 氣 」を使用してました。第二次世界大戦後、日本はGHQによって統治されます。そのときに漢字の見直しが行われ、「 氣 」は「 気 」となり常用化され、教科書にも「 気 」が採用されて今に至るそうです。
この「气」の中にある
「 米 」は末広がりで八方に広がることを意味しています。エネルギーのあるべき姿は全身から放出されること。そう考えると、本来のエネルギーとしてあるべき字が「 氣 」なのです。
米は食べるコメの意味もある様です。古来より日本人はコメを食べてきました。コメがエネルギーの根幹である意味も示しているみたいです。
しかしながら〆るが入ってくると、エネルギーを〆(しめる)となり、エネルギーが押さえ込まれているような感覚となります。
それを考えてGHQは、漢字を変えたのではないか?と言われています。
話を戻します。「氣」とはこの地球にある大自然に存在する生命エネルギーです。「氣」は目には見えないです。これは生まれつき誰もが持っているものです。
氣功は、日本でも平安時代から医師の間で養生法という形で活用されていて、養生訓で有名な貝原益軒の書いた書にも載っているそうです。ですので気功は最近出てきたような怪しい治療方法ではないです。
氣の流れをよくする事が健康への早道
氣功治療に関しての基本的な考え方というか東洋医学の基本的な考え方ですが、病気の原因を1つの臓器だけや部分の不調と捉えません。心と身体のバランスが崩れる事が、特定のある箇所に病気という形で現れると考えます。
つまり患部を治す事ではなくて全体を治す事を目的としています。
その際に、氣の流れを円滑にする事で、血流やリンパの流れもよくなる事で、病気を治すという感じです。
氣功の大まかな分類
氣功は「内氣功」と「外氣功」からなります。内氣功は、生命エネルギーを体内で循環させる動作です。自分の心身の氣を鍛錬して、氣のパワーを高めるため氣功でその為の練習を練功といいます。内氣功はご自身の心の安定と免疫力アップ、自然治癒力を高めるのです。つまり健康に関係してきます。
外氣功は、第三者が治療を目的として使用される事が多いです。
内氣功と外氣功をバランスよく氣功をしていくのがいいです。
気功で大事な3つのポイント
昔から氣功で三原則と言われるのが、調身・調息・調心です。
調身これは、姿勢をよくする事です。姿勢をよくして、自然と肛門を閉めるの大事です。
姿勢は、以下のような直線上に
耳たぶ、肩峰、大腿骨の大転子、膝関節の前、外くるぶしの前 を通るのがいいとされています。ぜひ参考にされてください。
次は調息です。息を、長く吐くことを意識するといいです。緊張すると自律神経の一つである交感神経が、リラックスすると同じく自律神経の副交感神経が優位になります。息を吸うときには交感神経が、吐くときには副交感神経が働くので、つまり、息を吸えば体は緊張し、吐けばリラックス効果を期待できるのです。
まずは、息を意識的に吐く事を重要視するといいです。吸う事は特に意識をしなくていいです。息を吐き出してしまえば、勝手に吸うからです。
最後に調心です。心は身体の状態が良くなってくれば必ず良くなってきます。あまり神経質に考えずにゆったりと過ごすといいです。あまり自分のことばかり考えないで、他人の為に何かをするのを常に考えていると、人生が好転します! ぜひ参考にされてください。